人狼ゲーム
【読者ライター 零】
先に言ってしまいます。
グロいです。
そしてトラウマになるかもしれません。
この作品は、ゲームを元にした小説が原作です。
人が殺される表現が入っています。
人狼ゲームというのは
人狼と村人という役割を与えられた人々が
殺しあうというのが根本にあり、
当然のこと登場人物が死んでいきます。
殺し合いの果てか、
またはルールに従わないからなのか、
何れにせよ血は流れ、
そうしてストーリーは進んでいきます。
そのため、
死体が描写されている場面があり、
だからこそリアリティを持っていて見てて
面白いと思える作品です。
このゲームの根底にあるのは常に“駆け引き”。
普段の言葉、行い、その他全ての生活そのものが
駆け引きの判断材料となり、
村人は人狼が誰なのか、
人狼は村人に悟られないように動いていきます。
重要となるのは“信頼”と“警戒”。
一見すると相反するようにも思えますが、
これらの言葉には人間の深層心理を探り
相手を知ることが必要という同一性がみられ、
誰を疑い誰を味方とするのかというのは、
自らが生き残る上でとても重要な事になってきます。
このような駆け引きは恐らく、
普段の生活にも見られる行動であると思います。
イジメがあったり隠し事があったり、
そうした生活の中で誰を友とし敵とするのか…。
目の前の人は本当に信頼できるのか、
その人の本音なのか、疑心暗鬼になる心…。
こうした、日常のなかにも存在する
行動や心理の一部が取り上げられ、
且つ取り上げられたものは
普段人々が敏感に感じ取るものです。
敢えて全面に人の疑念を出すことによって
浮き彫りになる人の怖さや醜さ、
そして人との関わりの美しさというのが
題材になっているのだと思います。
日常のような非日常、そんな場面だからこそ、
ドキドキしながらも楽しめて、
引き込まれやすくなっています。
時には、トラウマを植えつけられながら・・・。
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