前世の悲惨な運命を変えることができるのか…?契約結婚から始まる胸キュンラブロマンス『かりそめの公爵夫人』
契約結婚から始まる胸キュンラブロマンス!
“かりそめ”の夫人となり、前世の悲惨な運命を変えることができるのか?
イヴォナ・ボルトは、容姿も家柄も平凡な貴族令嬢であったが、召喚術という特別な力を持っていた。
誰からも注目されない日々を過ごしていたある日、
イヴォナは生まれて初めて召喚師としてのありのままの自分を見てくれる、ある一人の男と出会った。
その男とは、次期皇帝候補として名前が挙がっているギールズ公爵家のガスパル男爵である。
そしてこのガスパルとの出会いが、悲劇の始まりであった…。
当時なかなか頭角を表せないガスパルに対し、最大のライバルであるアゼンタイン公爵家のクロード・アゼンタインが多方面において功績をあげたことで、ガスパルの立場は危うくなっていた。
そう、ガスパルは召喚術の力を利用し自分の功績を挙げるためにイヴォナに近づいたのであった。
ガルパルの要望はどんどんエスカレートしていき、
ついにはイヴォナの家に代々伝わるとてつもない魔力を得る方法が書かれた秘笈を使うように命ずるようになる。
しかし、それを使用したものは全員が悲惨な結末を迎えている…。
禁忌を恐れ戸惑うイヴォナだが、ガスパルが自分のもとを離れることを恐れ、結果秘笈を使うことに…。
実験を重ね、ついに神獣王を召喚することに成功する。
自分の身と引き換えに…。
そしてイヴォナが召喚した神獣の力を利用して功績を挙げたガスパルは皇位を継ぐ皇太子となった。
しかし、その一方でイヴォナの寿命はあと僅かになっていた。
そんな矢先、信頼していた自分の従兄トリスタンと最愛のガスパルが恋人関係であり、
自分を代理母として利用しようとしていたこと、所詮使い捨ての召喚師としてしか思われていなかったことを知ってしまい
イヴォナは絶望的な思いを抱きながらついに息絶えてしまう。
そして目を覚ますと…
なんと、死んだはずのイヴォナは1年前の過去に戻っていた!
生まれ変わったイヴォナは悲惨な運命を繰り返さないように、ガスパルの言いなりになるのをやめ、自分の思うがままに生きていくことを決める。
そしてイヴォナは今度こそ幸せになるために、ガスパルから離れる手段を考え…
なんと、ガスパルの宿命のライバル、クロード・アゼンタインに契約結婚を申し込むことに!
お互いの利益のため、愛のない形だけの結婚を提案したはずだが…
果たしてイヴォナ、そしてアゼンタイン公爵の運命は!
©Han Jinseo, Jin Saeha/Yeondam