「貴方の妃なんて絶対お断りです‼︎」婚前交渉で婚約破棄を狙ったのに、間違って婚約者のイケメン王子に処女を捧げてしまった元・日本人の異世界恋愛ファンタジー『王太子妃になんてなりたくない』
イケメン王子に攻められることが好きな方におすすめの異世界恋愛ファンタジー。
日本人としての前世の記憶を持つ主人公・リディは宰相の娘であり公爵令嬢として暮らしていた。
貴族の娘であるため、将来王族と婚姻関係を結ばなければいけないのだが、この国は一夫多妻制であり、リディはそれを嫌っていた。王族としての面倒臭さにも巻き込まれたくなかったため、なんとか婚姻関係にならないようにしようと策に出る。
それは「処女喪失」のための仮面舞踏会出席であった。
「責任は取るって何度も言ったでしょう?……貴女の処女は間違いなく私がもらったのだから何も問題はない。」
突然リディの屋敷にやってきた婚約者であるフリード王子。そしてひざまずきフルネームで挨拶するという行動に出た。この世界では男性がフルネームを女性に告げるのは求婚する時のみである。驚きとまどうリディだったが、作戦通り婚約破棄のための準備はできている。部屋を見てみたいと言われたため、自室に案内し王子と二人きりになったリディは自分が処女でないため結婚できないと告げたのである。しかし、その返事は意外なものだった。嫌な予感がする……。
「酷いよ。目が覚めたら、求婚して城に連れて帰ろうと思っていたのに。さっさと私を置いて帰ってしまうんだから。……ねえ?ダイアナ」
その呼び名を聞いた時、リディはすべてを悟った。ダイアナとは、昨日仮面舞踏会に出席した時、会場で出会った遊び人に教えた自分の偽名である。処女喪失が目的だったリディはその遊び人をベッドに誘い、一夜をともにしたのであった。
まさか処女喪失の相手が王子だと思わなかったリディ。事情を説明して婚約破棄しようとするも、「一目惚れした」と言って承諾しないフリード。ぐいぐいと迫ってくる。
「貴方の妃なんて絶対お断りです‼︎」
自分の背中に手を回して不埒な動きをしようとする王子を制するために叫んだ。
目論見が外れて王子と奇妙な縁で結ばれてしまったリディ。そして自分のことを好きにさせて見せるとリディに迫り続けるフリード。二人の恋の行く末はどうなるのか、時々エッチで官能的な展開も合わせてお楽しみくださいませ。
©月神サキ・蔦森えん/一迅社
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