二度めの夏、二度と会えない君
『二度めの夏、二度と会えない君』
夏にピッタリのノベルをピッコマ注目作品で紹介!
今回は第6回小学館ライトノベル大賞受賞作家赤城大空の作品で2017年に映画が公開し話題となった。
『二度めの夏、二度と会えない君』を紹介します。
登場人物紹介紹介
◆篠原 智
ギター担当
憧れだった北高に進学するもバンド活動禁止とは知らず高校三年生の夏までバンドを組むことはなかった。
転校してきた燐に次第に惹かれていく。
◆森山 燐
ボーカル担当
高校三年生の夏に転校してきて文化祭でライブをやるという夢を持つ。
見た目は華奢で可憐な深窓の令嬢然とした女性。
音楽バカで智を散々振りまわす。
とある理由で学校へは行くことができず、勉強ばかりしていたため成績は優秀。
ストーリー
高校三年生の夏。
智のクラスに転校してきた燐は、
知り合いなど一人もいないその場所で、文化祭に向けてバンドを結成すると宣言した。
バンド活動禁止の北高に転校してきてなぜこんな目標を掲げたのか。
理由は一つ大好きなバンドの出身校だったから。
燐はバンドをやろうと、執拗に智を勧誘する。
最初は断っていた智だが、渋々バンドを組むことになる。
バンドメンバーを探したり、バイトをしたり、
一緒に過ごすうちに、燐を思う気持ちが強くなっていく智。
しかし、文化祭のライブ後に智は自分の気持を伝えたところ、燐に激しく拒絶されてしまう。
「ごめんなさい」という一言の手紙を残し、もう二度と会えなくなってしまった。
あのときなぜ自分は思いを伝えてしまったのか。
手紙はなにに対する謝罪だったのか。
燐との思い出、燐の歌声、燐のことを考えると後悔ばかり残ってしまう。
あれから二ヶ月後、智は部屋からろくにでることなく一日中ベッドに横たわって過ごしていた。
ある日、雪の降り積もる町をふらふらと歩いていたところ、傾斜に足を滑らせて土手を激しく転がり落ちてしまう。
強い衝撃が頭に響き、意識を失ってしまう智。
そして、意識を取り戻すとなぜか半年前の夏にタイムリープしていた…。
二度めの夏は燐とは笑って夏を過ごすと決めた智、
今度は自分の気持を絶対言わないと心に誓う。
「二度めの夏、二度と会えない君」
著:赤城大空 イラスト:ぶーた 小学館「ガガガ文庫」刊