フロイデン王国の若き国王。
合理的な人間で無駄に感じたものは容赦なく切り捨てる。
国王になるだけあって、頭がよく、切れ者!
誰も信用せず、普段は皮肉と嫌味しか言わないヴァイスが、
時々、優しくなったり、笑顔を見せるときのギャップがたまらない!!
しかも最後には国王なのにある約束をさせるところが可愛い!!
作品の見どころ!
困惑して立ちつくすルティアの頬を、不意に伸びてきた両の手が挟んだ。ビクッと震えるこちらの反応を愉しむように、頬を包むヴァイスの手に力がこもる。
「さっき、おまえは俺のことがわからないと言ったな?だが、俺にとってはおまえの方がはるかにわからない。怪しいことこの上ないくせに、どこまでもまっすぐで、純粋で……おまえは本当に何者なんだ?」
最年少機長で業務態度抜群
アメリカの大学をスキップして卒業した秀才で、ダブルスクールで業務用操縦士免許持っている。
旅客機のライセンスも多く。国内線も国際線も経験済み。
クールな性格で、ルックス、背の高さ、体格もよくモデル並み!
作品の見どころ!
「スズ」
初めて名を呼ばれて顔を上げる。シェイクハンドしていた手を引き寄せられ、腰を抱かれた。
「最後にキスくらいさせろよ」
見上げると綺麗な黒い目に見つめ返された。
ゆっくりと目を閉じると、身体を少し抱き上げられた。たぶん寿々が小さいから、そうされたのだろう。
唇に柔らかい感触が重なる。何度か唇を啄まれて、身体を下ろされた。
前国王だけに忠誠を誓う、抜き身の刃のような凄腕騎士。
「首なし騎士」の異名を持つ。
漆黒の髪をもった美形、喋らなければ女性にモテる容姿。
誰に対しても上から目線だけどきっちり任務はこなす男。
自分が王と認めた人しか絶対に従わない。
作品の見どころ!
「妙な噂を聞きました。ただの噂ですよね?貴方が私の護衛役を申し出た、など」
「丁度その話をあんたのお父上としていたところだ。今から俺があんたの護衛役だ、お嬢さん」
「おじょ……、……貴方はしらないでしょうけれど、私は外出嫌いで有名なのよ、滅多に城から出ません。よって、護衛役も必要ありません」
「あんたにとって必要かそうでないかは意味がない。俺が、そうすると決めた。それ以上の理由がいるか?」
ー絶句。
昼休みに可愛い後輩に告白される優。
公立の大学を狙っていて夏樹に勉強を教えることも。
不貞腐れたり優柔不断なところもあるが、男女ともに優しく仲間思いで友達も多い。
ルックス、頭の良さ、友達の信頼が厚い正統派イケメン!
作品の見どころ!
「優!ちょっといいかな?」
窓からさしこむ夕陽を浴びながら、夏樹は勢いよく声をかける。
「なんだよ、改まって……」
「いきなりで、ごめんね」
普段とは違う雰囲気に、優にも緊張が走るのがわかった。
「ずっと前から好きでした」
言った。ついに言ってしまった。
パチリ、と視線があう。
優はまだ現実味がわからないのか、吐息まじりにつぶやく。
「……え?」
(ゆ、優が……照れてる……!?)